目次
あなたはいくらですか?
そう訊かれて答えられる人は少ない
怖いから
自分の価値を数字にするって
いちばん露骨で
いちばん残酷で
いちばんリアルだから
価格って自己紹介の一種
わたしはこれだけの価値があると
わたしがわたしに対して決める
その数字は誰かの目にも晒されて
「高いね」と言われたり「安いね」と値踏みされる
怖くて当然だ
でも誰かに勝手に決められるほうがもっと怖い
「この子はこのくらいだね」
って平然とジャッジされる世界があたりまえのようにある
だからわたしたちは選ぶ
「価格を決められる側」から「価格を決める側」へ
それは暴力を奪い返すということ
そしてこれは単なるビジネスの話じゃない
自分の名前で自分の時間で自分の価値をデザインしていくっていう
経済的で
感情的で
めちゃくちゃ個人的なレジスタンス
時給に埋もれた匿名性を捨てて
わたしという存在そのものに値札を貼る
それを堂々とやる
モカティックはそういう場所だ
自分の価格を自分で決めていい
それができるようになるまでわたしたちは共にいる
価格は暴力かもしれない
その暴力を他人に使わせるな
自分の手で選び取れ
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