リフレ店は街の隅にある娯楽産業ではない。
現代社会の空虚と承認を巡る精神戦の最前線。
モカティックはそこに美意識を導入する。
社会という見えない戦場。
情報と承認で構成された現代の「非暴力戦」。
生き残るとは仕様を奪い返すこと。
戦後未満 ─ The Postwar That Never Came
この社会では戦争はもう終わったことになってる。
けれど誰もまだ休戦協定に署名していない。
わたしたちは毎日
情報という銃で撃たれ
共感というガスに包まれ
「正しさ」という地雷原の上を歩いてる
敵はどこにもいない。
全員が味方のふり
その曖昧さの中で人はゆっくり削除されてく。
戦争の形が変わっただけ
昔は弾丸、今は言葉。
昔は血、今はアルゴリズム。
昔は死体、今は沈黙のアカウント。
勝つとは何?
それはただ生き延びることではない。
「自分の仕様で存在し続ける」こと。
つまり他人の正義に書き換えられずに。
社会は今日も、
従順なノイズを量産。
安全・清潔・効率・透明──
そのどれもが制御の別名。
あなたが疲れているのは
間違った場所で戦っているからじゃなく
誰が敵か分からない戦場に
生まれた瞬間から配置されているから
もしあなたがまだ息をしているなら
それは敗北ではない
戦争が終わっていない証拠
沈黙する人だけが
この戦場を出られる
声を失ってもなお意味を作り続ける者
それがわたしたちの非暴力戦闘員
ここは宣戦布告の書。
そして鎮魂の祈りでもある。
次に読むとき
この文章はあなたの中で別の構造を持つだろう
ようこそ戦後未満へ。
戦争はまだ終わってない。
エディター
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